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古楽の響きとまちの音感じる「オオミヤ・サウンドスケープ」

ふいごで風を送るルネサンス時代のパイプオルガン

ふいごで風を送るルネサンス時代のパイプオルガン

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 大宮駅東口銀座通りで11月27日に、音からまちを感じるプロジェクト「オオミヤ・サウンドスケープ」が行われた。さいたまトリエンナーレ2016の認定市民プロジェクトで、主催はにぎわいアート大宮実行委員会。

古楽バグパイプを演奏する近藤治夫さん(関連画像)

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 ルネサンス時代の楽器や声楽の生演奏が響き、商店街スピーカーからは鉄道など町の音が流れ、道行く人はさまざまな音に耳を澄ました。

 この日路上に設置されたバルダキン・オルガン(ふいご式パイプオルガン)は16世紀後半の型を復元したもの。普段は耳にしない音色と珍しい楽器の形が人々の注目を集めた。チェンバロ奏者で国立音楽大学客員講師の武久源造さんと弟子の山口眞理子さんが、ふいご手として演奏した。バグパイプや太鼓、声楽隊によるコーラスも加わり、ルネサンス当時の楽曲がフラッシュモブ風に奏でられた。

 自身も鍵盤楽器を演奏するという岡田路乃さんは、「バルダキン・オルガンの音も初めて聴いたし、音楽の融合がすごい。演奏が急に始まったりして意外性がある。来てよかった」と笑顔で語った。

 イベントの企画制作をしたアートディレクターの鷲野宏さんは、「演奏をきっかけに町の雑踏、商店それぞれの音、鉄道の音、鎮守の森の鳥の声など大宮らしい音を意識してもらいたい」と話す。「町の音の風景に気付くと、町が豊かに見えるようになる。歴史の積層が徒歩圏内にある大宮の良さを思い出して、それを生かしたまちづくりを考えてほしい」とも。

 前日の26日には、町の音を聴き地図に表すワークショップが行われた。約30人のさまざまな世代の参加者は、銀座通りから大宮公園までの道を歩きながら氷川神社の参道特有の竹ぼうきの音や、七五三での参拝者がたてる砂利の音など、大宮らしさを感じる音に耳を傾けた。

 同イベントは、さいたまトリエンナーレ2016 市民プロジェクト「にぎわいアート大宮」の4つのイベントのうちの一つ。26日、27日の両日に、大宮出身のダンサーの生涯を描いたドキュメンタリー映画の上映「AKIKO-あるダンサーの肖像-」が大宮図書館で、市内小中学校の吹奏楽バンドによる演奏「せせらぎコンサート」が大宮小学校で、大人も子どもも楽しめるポップス演奏会「フリーアートミュージック」が銀座通りでそれぞれ行われた。

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