さいたま市北区のJR日進駅近くに4月26日、アイリッシュパブ「パブリックハウス　リジ」（さいたま市北区日進町2、TEL 048-877-3196）がオープンした。

店内の様子

　店主の友野貴之さんは、もともとはエンジニア。「今までとは違う仕事をしてみたい」と昨年7月に会社を退社した後、「もともと一人で飲み歩くのが好きだった」と、自分ならではの飲食店の在り方を模索してきた。候補として挙がったのが「アメリカンダイニング」「アイリッシュパブ」「カフェバー」の3業態だったが、アンティークな装飾や内装が気に入ったことや、おいしい酒と食事を気軽に楽しむことができるアイリッシュパブを選択した。

　友野さんは、ボトルやコップを華麗に操る「フレアバーテンディング」の名手の顔も持つ。全日本フレアバーテンダーズ協会の主催する競技会「東日本ニュージェネレーションフレアコンペティション」で2010年に優勝した実績を持ち、「要望があれば、お店でも披露したい」と話す。

　店の名前は、「まちの人が自由に出入りし、気軽におしゃべりを楽しめるように」との願いを込めて「パブリックハウス　リジ」に。「リジ（REDE）」はポルトガル語で「ネットワーク」の意。また、「異国のおしゃれな雰囲気を楽しめるよう、内外装にも徹底的にこだわった」と友野さん。自身は飲食店の経験はなかったが、他の店を訪問したり、レストラン経験者からアドバイスをもらったりと、研究を重ねた。「こだわった内装の雰囲気と、おいしい食べ物で、満足して帰っていただけるように頑張りたい」とも。

　メニューの目玉は、イギリスで最近注目を集めているビール「ブリュードック」（Mサイズ900円）。「モルト独自のフルーティーな味わいが人気のビール」で、都内でも数店でしか扱っていないビールといい、独自に仕入れるルートを築いた。ほかに、ギネスビール（Mサイズ700円）、「フィッシュ＆チップス」（980円）、「チキンフィンガー」（880円）、「バーニャカウダ」（850円）、「ガーリックシュリンプ」（880円）、「REDEピザ」（1400円）など。

　営業時間は15時～24時。日曜定休。