スポーツビジネス分野での創業を目指す若者を支援する埼玉県のプログラム「イノベーションリーダーズ育成プログラム『埼玉Sports Start-up(SSS)』」のキックオフイベントが8月21日、大宮ソニックシティ(さいたま市大宮区桜木町1)で開催される。
ラグビーワールドカップやオリンピック、パラリンピックを控え、スポーツ産業の成長が期待されている中、埼玉県では本年度から、地元プロスポーツクラブ・球団の協力を得て、スポーツやその周辺領域の分野でのビジネスアイデアの事業化や、その成長を目指す若者を支援する「イノベーションリーダーズ育成プログラム」を開始。プログラムを通じて、地域経済のさらなる活性化を目指す。さいたま市や商工会・商工会議所(連合会)、埼玉ニュービジネス協議会などの起業家団体、日本政策金融公庫なども協力する。
県産業労働部産業支援課の尾崎範子さんによると「県が主催し、県内3つのスポーツクラブの協力を得て行うプログラムは全国でも極めて珍しい」という。
キックオフイベントでは、浦和レッドダイヤモンズ、大宮アルディージャ、埼玉西武ライオンズの3クラブ・球団による同プログラムにおける球団の課題解決募集テーマ発表、およびスポーツビジネスの有識者による情報発信を行う。
Jリーグの村井満チェアマンの基調講演のほか、村井チェアマン、栃木サッカークラブマーケティング戦略部長・江藤美帆さん、楽天大学学長・仲山進也さん、早稲田大学スポーツ科学学術院教授・スポーツビジネス研究所所長・間野義之さんによるパネルディスカッションも行う。ファシリテーターは、デロイト トーマツ ファイナンシャルアドバイザリーの里崎慎さんが務める。
県産業支援課の尾崎範子さんは「キックオフイベントはどなたでも参加いただけるので、できるだけ多くの方に来ていただき、この取り組みについて知っていただきたい。イベント後に行うワークショッププログラムや伴走支援プログラムは、おおむね30代までの方を対象としている。プロスポーツクラブから提供される課題解決を通じて、埼玉で創業、成長していきたいという意欲のある方に応募していただきたい」と呼び掛ける。
開催時間は18時30分~20時30分(開場は18時)。参加無料。定員は先着300人。申し込みはサイトから。