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さいたまスーパーアリーナでスポーツビジネス展示会 ビジネスプラン発表も

「埼玉県イノベーションリーダーズ育成プログラム」で発表した辻美穂さん

「埼玉県イノベーションリーダーズ育成プログラム」で発表した辻美穂さん

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 スポーツ産業に関するビジネスの展示会・コンファレンス「スポーツビジネスジャパン2019 together with スタジアム&アリーナ」が11月19日・20日、さいたまスーパーアリーナ(さいたま市中央区新都心8)で開催された。

会場の入退場に採用された顔認証システム

 スポーツビジネスにおけるイノベーションや異業種産業の新規参入、スポーツを核とした地域活性化によるまちづくり、人材育成などをテーマに、出展企業による展示やビジネスマッチング、サイドイベントなど展開する同イベント。過去に横浜、千葉、大阪で開催し今回で4回目の開催となった。

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 会場には、スポーツ産業の最先端商品・サービスを展開する約60の企業・団体が出展。会場への入退場管理にはパナソニック(大阪府門真市)が提供する顔認証システムを導入。入場前に写真撮影を行い、ゲートでの認証を受けてから入場する。今後のイベント会場の入退場にかかる人員削減や、スピーディーな認証によるイベントのクオリティー向上が期待されるという。

 鹿児島県から出展したKAGO食スポーツ(鹿児島県鹿児島市)は、アスリートの体作りやけがの改善・予防のために一人一人の栄養状態を確認できる「アスリート健診キット」を紹介。自己採血した血液を専門機関に郵送すると、メールで診断結果を受けられる。スポーツ栄養士によるアドバイスサービスのほか、鉄分不足を解消する冷凍総菜「サプDELI」も展開する。同社社長の長島未央子さんは「鹿児島県外の企業・団体、来場者の方とつながりを持ててうれしい。健診キットやサプDELIは、アスリートだけでなく一般の方にも活用していただきたい商品・サービスなので、色々な方に興味を持っていただけたら」と話した。

 埼玉県はピッチイベントとして、県が取り組む事業「埼玉県イノベーションリーダーズ育成プログラム」の参加者によるプレゼンテーションを行った。同プログラムは、「浦和レッズ」「大宮アルディージャ」「西部ライオンズ」といった埼玉県内のクラブ・球団から提示された課題解決につながるビジネスプランを一般に公募し、選抜者プランの実現に向けて取り組むもので昨年度から開催している。

 横浜市在住の私立洗足学園高校2年の辻美穂さんは、クラブ・球団への中高生向けの職業体験サービスを提案。クラブ・球団の若年層ファン獲得のきっかけに加え、進路選択に悩みがちな中高生へのアルバイトでは経験できない社会体験の場を提案するという。

 辻さんは「積極的に課外活動に取り組む学生もいるが、そうでない学生も多いのが実情。どんな学生でも学業以外のフィールド、特になじみやすいスポーツに関する業界で活動する場を作ることで『自分って何だろう、何が好きなんだろう』と、自分を見つめ直すきっかけにつながれば。高校生としてプログラムに参加しているのは自分だけだが、参加者の皆さんは家族のように温かく接してくれる。プレゼンテーションも頑張りたい」と意気込みを見せた。

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