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保育園向け写真代行・ネット販売サービス「フォトパーク」、利用者7万人突破

佐藤社長と「フォトパーク」のウェブサイト

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 さいたま市西区のハッピースマイル(さいたま市西区指扇)が展開する保育園向け写真代行・ネット販売サービス「フォトパーク」の利用者数が12月、7万人を突破した。

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 団体向けにインターネットを利用して写真を展示・販売し、発送、代金回収に至るまでの全てを代行する同サービス。保育園を中心に全国約300カ所に導入されている。同サービスでは、写真を提供する保育園がデータを同サービスの専用サイトにアップロードし、発行されるID・パスワードを保護者に知らせる。保護者はアップされた写真をパソコンや携帯電話から注文し、クレジット・コンビニ決済などで写真を購入することができる仕組み。園側にシステムの導入費用や使用料は一切かからないのが特徴で、急速に利用者数を増やしている。価格の設定で売り上げを出すことも可能だ。

 社長の佐藤堅一さんがサービスを始めたのは2009年。自衛官を退官後に佐藤さんは保育園を対象に写真撮影のサービスを始めたが、 その中で「保育園では、イベントの度に先生が写真を撮り、これをアルバムに入れて保護者に見せて注文を取り、 集計して発注するなど、作業は深夜に及ぶほど大変であることを知った」と佐藤さん。そこで保育園の手間を減らし、保護者の利便性も高める同サービスをスタート。佐藤さんは「保育以外の仕事に先生たちの貴重な時間が割かれている現状を変え、主要行事の時だけでなく普段の子どもの様子も見たいという保護者のニーズをかなえたい」とサービスへの思いを語る。

 来年4月からは写真の展示・販売機能に特化した「みんなのおもいで.com」というサイトを新設し、利用者の利便性向上を計画中だ。

 「保護者が子どもの写真をより見やすく、買いやすくなるようなサービスを目指したい。最近では、保育園や幼稚園に加え、小学校、大学のサークル、同窓会を主催するイベント企画会社などでの導入も増えてきた。より多くの方に利用してほしい」と佐藤さん。5年後の上場を目指して、さらなるサービス向上を目指している。

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