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大宮で保育士目指す学生が子育て支援プログラム-保護者交流の場にも

「こどもんひろば」で遊ぶ親子と学生

「こどもんひろば」で遊ぶ親子と学生

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 大宮で保育士や幼稚園教諭を目指して勉強中の学生が中心になり、子育て支援プログラム「こどもんひろば」が毎週開かれ、多くの親子が遊びや交流を楽しんでいる。

学生による手遊びの様子

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 同プログラムを実施しているのは、大宮こども専門学校(さいたま市大宮区桜木町)の教員と学生。今年4月に開校した同校では、3年制の「こども総合学科」で保育士・幼稚園教諭を目指し73人の学生が学んでいる。通常、学生が実習で現場を体験するのは2年次からだが、早い時期から実践的に子どもと交流する機会をつくるために、校内の保育実習室を使って同プログラムを5月に始めた。

 プログラムでは、リズム遊び・親子でスキンシップを取る遊び・パネルシアター・紙芝居・手遊びなど、プレ幼稚園のような形で子どもたちが学生と遊んでいる。「学生にとっては貴重な経験の場となる。同時に、日頃、子育てを頑張っている方に憩いの場や親御さん同士の交流の場を提供することで、子育て支援になればと思い企画した」と担当教員の戸田さん。同プログラムは必修ではないが、20人以上の学生が参加している。

 参加していた男子学生は「以前保育士を目指す学校に通っていたが、事情があって途中で辞めてしまった。しかし、再び保育士を目指そうとこの学校に入学した。1年次から実際に子どもに触れる機会があり、とても勉強になる」と話した。

 また、2人の子どもと参加した母親は「保育実習室が道路から見えるので、前から気になっていた。子どもたちもお兄さんお姉さんと楽しく遊べたようで満足。またぜひ参加したい」と感想を話した。

 同プログラムは、学生が夏休みに入る7月まで、毎週水曜(14時~15時30分)・木曜(14時30分~16時)に開催。保護者同伴が条件で、電話での事前の申し込みが必要。詳しくは、同校(TEL 0800-222-0038、フリーコール)まで。受付時間は9時~19時。

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