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埼京線・川越線で活躍の205系車両、インドネシアへ

インドネシアへ譲渡される205系車両

インドネシアへ譲渡される205系車両

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 埼京線・川越線で長らく活躍してきた205系車両がインドネシアの鉄道事業者に譲渡されることになり、同国への移送が始まっている。

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 埼京線・川越線では、1989年にそれまで使用してきた103系に代わって、より省エネルギー性能に優れた車両として205系車両を導入。以降、24年にわたって同形車両が同線の主役として活躍してきた。しかし、今年6月に入って省電力化や静粛性機能を備えた233系車両を導入したことから、205系は順次退役している。

 今回、埼京線・川越線で活躍してきた205系・180両は、インドネシアに譲渡され、第二の人生を送ることになった。同国では車両の規格が日本と同じであることから、積極的に日本の中古車両を受け入れている。移送された車両は、首都ジャカルタ近郊の都市鉄道で使用される予定だ。

 JR東日本は今回の譲渡に際して初めて技術支援も実施。埼京線車両のメンテナンスを実際に担当している技術者十数人をインドネシアに短期派遣し、現地に運ばれた車両の整備・試運転・機能確認業務の支援や定期検査業務の支援を行う。

 埼京線を週3回利用するという50代・パート勤務主婦の女性は「この姿・形・技術のまま海外で埼京線が走るということは、とてもすごいことだと思う。205系、ありがとう」と感謝の気持ちを表していた。

 埼京線・川越線では現在、205系を1時間に1本運行しているが、年末に向け徐々に本数を減らすという。

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