ハワイの伝統的な料理であるポケ丼の専門店「POKE-YA(ポケヤ)」(さいたま市岩槻区本町3)が1月16日、岩槻駅東口にオープンした。
ポケ丼は魚介の切り身をたれであえて白飯の上にのせたもの。店主の三浦京さんは「もともと海鮮丼が好きだったが、店の敷居の高さやネタが大ぶりで人によっては食べにくいことなどが気になっていた。もっと手軽で誰にでも食べやすい海鮮丼があれば」と考え、ポケ丼に着目したという。経営の経験はなかったが、思いを実現するため、家族と共に住まいを移して開店に踏み切った。
看板メニューは、イクラやマグロなどの魚介と岩槻産のサラダホウレンソウをはじめとする野菜を組み合わせた「スペシャルポケ丼」(S=1,300円、M=1,450円、L=1,600 円)。ネタを細かく切ることで、スプーンでも食べやすいよう工夫する。ソースは3種類から選ぶことができ、特製しょうゆにスパイスを効かせたジュレ状の「オリジナルしょうゆソース」が人気だという。スープもセットで提供するほか、テイクアウト販売も行う。
「出店を決めてから近隣の店に助けてもらったり、仕入先を紹介してもらったりするなど、岩槻の方に縁をつなげてもらう機会が多く感謝している。店を通じて岩槻に恩返ししていけたら」と京さんは話す。積極的に岩槻産の食材を使い、仕入は主に区内で行うなど、地域に還元することを意識しているという。
店内はカフェのような落ち着いた内装に仕上げ、「立ち寄りやすくカジュアルな雰囲気にしている」という。京さんは「今後は期間限定メニューを用意するなど、バリエーションを増やしたい。多店舗化やキッチンカーの営業も視野に入れ、ゆくゆくは牛丼チェーン店のように気楽で身近な存在になれれば」と意気込む。
営業時間は、ランチ=11時~14時、ディナー=16時~20時。水曜定休。