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岩槻で「人形供養祭」 僧侶の読経とともに役目終えた人形見送る

人形供養祭の様子

人形供養祭の様子

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 人形などを供養する「人形供養祭」が11月3日、岩槻城址公園(さいたま市岩槻区太田3)内の人形塚と黒門周辺で行われる。主催は岩槻人形協同組合。

人形供養祭の様子

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 古くなって飾られなくなったり、壊れてしまったりしたものの「捨てるに忍びない」人形を僧侶の読経の下、参加者が焼香し、人形を供養する同イベント。ひな人形の生産などで「人形のまち」として知られる岩槻で毎年11月3日に開催し、今年59年目になる伝統行事となっている。

 供養できるものは、ひな人形(道具類を含む)・五月人形(よろい、かぶとを含む)などの日本人形のほか、こいのぼり、羽子板、破魔矢、こけし、西洋人形、ぬいぐるみ。ガラスケース、鉄製のひな壇、陶器製の人形、だるまなどは受け付けない。

 同組合の中島勇治さんは「コロナ禍で無観客の人形供養祭を2回実施したが、昨年から持参できる従来の形式に戻した。中には、人形を飾った時のお子さまの成長した話などをして親子で参列する人もいる。思い出のたくさんある大事にしてきた人形があれば心を込めて供養するので、お持ちいただければ」と呼びかける。

 受付時間は10時~14時。供養式典は11時~。事前受け付けは不要で、供養料は1人3,000円~。雨天決行。当日の持ち込みのほか、年間を通して事前の受け付けも行っている。

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