さいたま市中央区の一山(いっさん)神社(中央区本町東4)で12月22日、恒例の冬至祭が行われる。
2000年にさいたま市の無形民俗文化財に指定された同社の冬至祭は「ユズ祭り」とも呼ばれ、1年のけがれを払い、来る年の健康と幸せを願うために古くから行われてきた。昨年は約500人の参拝者が神事を見守った。
祭りは、まず拝殿での祭典を行い、境内中央に積み重ねられたヒバの枝葉に火を付ける。ヒバが燃え尽きる頃、宮司が供え物のユズを投げ入れる。そしておき火を左右に分けて道を作るように宮司が清めの塩をまき、宮司を先頭に参拝者も次々とはだしになり火渡りを行う。
神社関係者は「火渡りはどなたでも参加いただける。参加者には、数は限られているが、お清めをしたユズをお渡ししている」と呼び掛ける。
祭事開始は14時。火渡り神事は14時30分ごろ~。