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東武野田線、新車両導入準備着々-60000系デビュー、6月中旬にも

6月中旬に導入される新型車両60000系

6月中旬に導入される新型車両60000系

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 白地に青いラインでおなじみの8000系車両で統一されていた東武野田線に、利用客の利便性や快適性の向上を目的に新車両の導入が進められている。

4月に一足先に野田線デビューした10000系車両

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 同線は、他の路線に新型車両が導入される中、長い間全車両が8000系車両に統一されてきた。8000系車両は東武鉄道の主力車両として多くの路線で使用されてきたが、性能の向上した新型の車両に次々に更新され、東武鉄道の中で現在も使用している路線は数少ない。ソリッドな白いボディーに青いラインの入ったカラーリングや、車体の下部から漂うオイル香にノスタルジーを感じるファンも多い。

東武鉄道は、「東武線の中でも、整備が取り残されていた」と沿線住民に評価されていた同線のさまざまな改善に着手。岩槻駅をはじめとする複数の駅舎の改修などを進めている。

車両の入れ替えもその一環。利用者の快適性の向上を目的に、4月からは、他の路線でも使用されている10000系の導入が始まったほか、6月中旬には新開発の車両、60000系のデビューも予定されている。

60000系車両は、「人と環境にやさしい車両」をコンセプトに開発された新型車両。車体にアルミ合金を使用することで軽量化を図ったほか、LED照明を採用するなど、8000系車両に比べて電気使用量を40パーセント削減している。また、密閉構造のモーターを採用することで、車両内外への騒音も低減させている。この他、同社では初となる社内での公衆無線LANサービスも開始する。

60000系はすでに同線内での試験運行を繰り返しており、駅に停車する度に多くの人が写真を撮っている様子も見られる。6月9日には、大宮と船橋の両駅から車両基地新型車両に乗って移動し車両撮影などを楽しめる「野田線新型車両60000系デビューイベント」を開催する。詳細はホームページで確認できる。

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