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さいたま・プラザノースが開館10周年 美術家タムラサトルさん企画展も

過去の開催の様子(2008年)

過去の開催の様子(2008年)

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 さいたま市の複合施設プラザノース(さいたま市北区宮原町1)が開館10周年を迎え、ノースギャラリーで「Domain of Art 22タムラサトル展Wall to Wall」が2月23日から開かれる。

過去の開催の様子(2013年)

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 プラザノースは2008年の開館以来、「Domain of Art(芸術創造の領域)」と題し、若手美術家の作品を紹介する個展や、美術家と小学生による共同ワークショップなどを定期的に開催してきた。開館10周年を記念して開かれる同展は、あらゆる人や事、事象の意味を取り除き、一貫して「意味の破壊」をテーマに作品を制作するタムラサトルさんの個展を企画する。

 タムラさんは同施設開館時や、開館5周年の際にも記念展覧会を開いており、同館での開催は3回目。これまでの展覧会では漢字の「大」の形をしたチェーンが回り続ける「大マシーン」や、100個の白熱灯が点灯と消灯を続ける「100の白熱灯のための100のスイッチ」など、作品の素材や形などが持つ設定や意味などにとらわれない「ただそこにあること」を目的とした作品を展示してきた。

 企画を担当する川崎真由美さんは「タムラさんの新しい挑戦として、ノースギャラリーの空間を最大限に利用した大掛かりな作品や、新作などを展示する。さまざまな物の意味を排除し『素材・形態が持つであろう意味・設定・目的からも、自由でありたい』という思いを反映した発想力豊かな作品を楽しんでいただければ」と話す。

 3月3日にはタムラさんを講師に、大きなはかりの上に瓶や木材、参加者などが乗り、ぴったり1000キログラムを量るワークショップを予定しており、参加者を募集している。

 開催時間は10時~17時。入場無料。3月17日まで。

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