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さいたま・満福寺で「花まつりの集い」 本堂で昭和のロックンロール

やまぐちすずさんの伸びやかな声が響き渡る「菊池Vピースバンド」

やまぐちすずさんの伸びやかな声が響き渡る「菊池Vピースバンド」

 お釈迦(しゃか)様の生誕を祝う音楽イベント「花まつりの集い 満福寺本堂ライブ」が5月8日、満福寺(さいたま市北区日進町2)本堂で行われ、境内にロックンロールが鳴り響いた。

(左から)Fukushacho菊池さん、ジャンボリー鶴田さん

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 「お釈迦様の生誕日をより多くの人に祝ってもらうきっかけになれば」と、2016(平成28)年から田中孝佳(こうけい)住職と檀家を中心にライブを企画・運営している。オペラ歌手やフラメンコダンサーなど、檀家や地域のつながりを通じて多彩なアーティストを迎えてきた。

 今回は、檀家で「ポーライト」(伊奈町)前副社長のギタリスト・Fukushacho菊池(フクシャチョーキクチ)さんが呼びかけて結成した「菊池Vピースバンド」が出演。午年(うまどし)の開帳年である今年は、境内の脇本尊(わきほんぞん)・聖観音菩薩(ぼさつ)の指につながる5色のひもを結んだ開帳柱を設置。来場者は、ひもに触れて観音様の功徳を得る「結縁(けちえん)」の儀を行い、本堂入り口に設置したお釈迦様に甘茶をかけて生誕を祝って入場。用意した100席は程なく満席になった。

 第1部では、海外コーラスオリンピック出場経験もあるボーカル&ピアノのやまぐちすずさんが出演し、「かもめが飛んだ」「異邦人」などをピアノ弾き語りで披露。力強さと柔らかさを兼ね備えた歌声に来場者は聴き入った。

 第2部には、Fukushacho菊池さん、ベースギタリストAkiさん、ドラムス・音響担当よしみっくすさん、ボーカル&ギターのジャンボリー鶴田さんの4人が登場。ロックンロール漫談師でもあるジャンボリー鶴田さんの軽妙なトークを交えながら、「ロック・アラウンド・ザ・ロック」など昭和ロックの名曲を演奏。観客は着席したまま体を揺らし、ツイストを踊る姿も見られた。

 第3部では、やまぐちさんが合流してフルメンバーで演奏。やまぐちさんが「糸」「マイ・ハート・ウィル・ゴー・オン」を情感豊かに歌い上げると、田中住職が「若い頃よくカラオケで歌った」と目を輝かせる場面も。最後は「ふるさと」「上を向いて歩こう」を合唱。アンコールでは「東京ブギウギ」で会場を沸かせ、大きな拍手の中、ステージを終えた。

 Fukushacho菊池さんは「2年前に会社を引退してから、バンド活動をより積極的に楽しんでいる。今日は満席の会場で演奏させていただき最高だった」と話し、田中住職は「本堂にドラムが入ったのは初めてだが、盛り上がって大変良かった。来年の計画も進行中。次回も楽しみにしてもらえたら」と話す。

 夫婦で来場した85歳の男性は「若い頃に聴いた音楽ばかりで楽しかった。『上を向いて歩こう』の坂本九ちゃんとは同じ年生まれ。感慨深かった」と話していた。

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