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世界最高選手がさいたま市街地を激走-「さいたまクリテリウム」明日開催へ

さいたまクリテリウム大会ロゴとツール・ド・フランス本大会の様子(C)Yuzuru SUNADA

さいたまクリテリウム大会ロゴとツール・ド・フランス本大会の様子(C)Yuzuru SUNADA

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 世界最高峰の自転車ロードレースが初めてヨーロッパ以外の地域で開催するレース「さいたまクリテリウムbyツールドフランス」が10月26日、さいたま新都心周辺を舞台に開催される。

さいたまクリテリウムのコース図

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 「ツール・ド・フランス」は、フランス国内で行われる世界最高峰の自転車レース。ヨーロッパでは特に人気が高く、「オリンピック、サッカーのワールドカップと並ぶ3大大会」と称されることもあるほど有名なレースだ。記念すべき100回記念大会となる今年は、6月29日から7月21日まで、コルシカ島をスタートしてフランス国内を一周する全長3400キロ、21ステージの熱戦が繰り広げられた。

 今回のイベントは、本レースとは異なり、市街地をクルクルと周回する「クリテリウム」形式で行われる。本レースはツアーのため、基本的には同じ場所を1度しか通らないが、クリテリウムでは周回コースのため何度も選手を見ることができるのが特徴。周回ごとにポイントが与えられ、その合計を競う「ポイントレース」と、海外と国内の全選手が出場する20周の「メインレース」の2つの形式のレースが行われる予定だ。

 レースには、今年のツール・ド・フランス本大会で個人総合優勝を果たしたクリストファー・フルーム選手や、4ステージで区間優勝したマルセル・キッテル選手、日本を代表する新城幸也選手など、海外から8チーム、32人の一流選手が来日し、24人の国内選手と共にレースを戦う。

 レースは公道を使って行われ、歩道やペデストリアンデッキなどから無料で観戦することができる。大会本部は「おすすめ観戦ポイント」として、ブリランテ武蔵野からさいたま新都心合同庁舎2号館までの「せせらぎ通り」、線路と並行して走る「ふじ通り」「ラフレさいたま周辺」「ブリランテ武蔵野周辺」の4ポイントを勧める。選手は最高時速60~70キロメートルで通り抜けるため、「カーブや折り返しなど、減速するポイントのほうが見やすい」と担当者は話す。

 また、大会を記念して周辺では多くのイベントが開催される。さいたまスーパーアリーナでは、自転車関連グッズの販売や協賛企業のブース出展、自転車安全教室や試乗会などを行う「サイクルフェスタ」が開催される。けやきひろばではさいたま市やフランスの地域産品が並ぶ「さいたまるしぇ」で、さまざまな食べ物を味わうことができる。近隣の下落合小学校体育館では、市民の有志企画に日本文化を伝える交流イベント「日仏友好イベント みんなでクリテリウムを応援しちゃおう」が開催される。

 当日は大宮ソニックシティ、浦和駅東口駅前市民広場、関西国際空港などでパブリックビューイングが行われる予定だ。

 レース開始は10時。イベントの詳細は、ホームページで確認できるほか、フェイスブックやツイッターでも確認できる。26日の号砲が待たれる。

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