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大宮公園小動物園で「オウム・インコデー」 生態や環境考えるきっかけに

オウム・インコに見守られながら司会進行する担当飼育係の一瀬安莉さん

オウム・インコに見守られながら司会進行する担当飼育係の一瀬安莉さん

 絶滅の危機に直面する野生のオウムやインコの仲間について伝える「オウム・インコデー」特別イベントが6月14日、大宮公園小動物園(さいたま市大宮区高鼻町4)で開催された。

元気いっぱいのタイハクオウム

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 オウム・インコデーは、森林の減少や密猟によって100種類以上が絶滅危惧種に分類されている現状を知らせることを目的に、日本動物園水族館協会が「06(オウム)、15(インコ)」の語呂合わせで6月15日に制定したもの。同園では毎年、同記念日にちなんだイベントを企画している。

 当日は家族連れが多数参加。担当飼育係の一瀬安莉さんによるキーパーガイドから始まった。オウムとインコの見分け方、餌の種類や足を使った器用な食べ方などを写真を交えて解説した。同園では「ヨウム」「オオキボウシインコ」など5種類を飼育しているといい、「日本で初めて人工的に育てることに成功したオオバタンのほかは、他の動物園同様、野生由来の生体を展示している。飼育下での繁殖はとても難しい」と説明。密猟されて輸入されるケースも多いという。

 一瀬さんが、木の伐採などによって生息地が減っていることに触れ、「オウムやインコのために何ができるだろう」と問いかけると、子どもたちからは「木をもっと増やしたい」「リンゴをたくさんあげたい」などの意見が上がった。

 キーパーガイド終了後は、同園オリジナルのオウム・インコのイラストの塗り絵・貼り絵を飼育舎の近くで実施。参加した子どもたちは、近くのオウムやインコに目をやりながら、クレヨンで色を塗ったり色紙を貼ったりして色とりどりの作品を仕上げた。完成した作品は園内に展示するという。

 一瀬さんは「オウムやインコは賢くて個性豊か。いたずら心や好き嫌いを行動に示してくるので、一筋縄ではいかないのが面白い。動物を間近で見てもらうだけでなく、生態や野生での現状を伝えるのも飼育員の大事な役割。少しでも動物たちに関心を持って、生活や環境のことなどを改めて考えてもらえたら」と話す。

 一人の男性が近づくと、一羽のタイハクオウムが冠羽(かんう)を広げて踊り始めた。男性は「以前、通院日によく立ち寄っていて、今も数カ月に一度、用事がある時に会いに来ている。大型のオウムは80年ほど生き、とても賢い生き物だと今日のガイドでも聞いた。自分のことを覚えているのだとしたらとてもうれしい」と顔をほころばせていた。

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