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「大宮味」のコーヒー豆「038ブレンド」人気に-まちづくりグループと開発

「038ブレンド」の焙煎(ばいせん)準備をする常盤珈琲焙煎所の片岡さん

「038ブレンド」の焙煎(ばいせん)準備をする常盤珈琲焙煎所の片岡さん

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 大宮駅西口のコーヒー豆専門店「常盤珈琲焙煎(ばいせん)所」(さいたま市大宮区桜木町2、TEL 048-614-8787)が、まちづくりグループと一緒に開発した「大宮味」のオリジナルコーヒー豆「038(おーみや)ブレンド」が人気を集めている。

オリジナルコーヒー「038ブレンド」

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 生産段階から最終消費段階まで追跡可能なトレーサビリティーにこだわったスペシャルティコーヒーを扱う同店。「コーヒー豆は焙煎した後に酸化が始まり、味が劣化してしまう」ことから、生豆をその場で好み通りに焙煎できる。店内には世界中のさまざまな地域・農園の生豆約30種類を並べ、定期的に訪れるファンも多い。

 オリジナル商品の開発は、大宮の魅力をPRする活動を行う有志のグループ「大宮ぷろでゅ~す」からの呼び掛けがきっかけ。数字の「038」が「おーみや」と読めることにちなみ、長さ38センチの「038ドッグ」や、漢数字の「〇三八」をデザイン化した「〇三八手拭い」などのオリジナル商品も開発し、イベントなどで販売する活動を行う同グループ。コーヒー提供で活動に協力していたところ「『大宮らしい味』のオリジナルブレンドを開発してほしいと2011年ごろに依頼された」と店長の金子和義さん。

 「大宮らしい味」について「氷川参道の、凛(りん)とした空気や、爽やかな雰囲気のイメージで」と依頼された金子さん。スタッフの片岡淳さんとともに試行錯誤を重ね、数カ月かけてようやく納得のいくオリジナルブレンドを完成させた。当初はイベント時などに限定販売していたが、人気を受けて昨年秋から常時販売を始めた。

 コーヒーへのこだわりを持つ愛好家が多く訪れる同店だが、同商品は4位の売り上げを誇る。「かなり特徴がある味のため店としては冒険だった。当初は『色物』と見られるかとも思ったが、予想以上に味が評価されている」と片岡さん。「大宮土産として購入する人も多い。地域らしい味として、愛されるブレンドに育ってほしい」とも。

 価格は1,039円(250グラム)。営業時間は10時~20時。

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