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上尾・伊奈のコミュニティーFM「あいラジ」、開局1周年で公開生放送

「あいラジ」代表の森麻衣さん(右)と局長の沼田裕進さん(左)

「あいラジ」代表の森麻衣さん(右)と局長の沼田裕進さん(左)

  上尾市・伊奈町を放送エリアとするコミュニティーFM「あいラジ」(周波数89.1メガヘルツ)が8月9日で開局1周年を迎えるのを記念して同日、公開生放送「あいラジフェス(仮称)」を行う。運営は「あげおエフエム」(上尾市緑丘3)。

生放送中のパーソナリティーの様子

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 同局は、地域の暮らしや防災、イベント情報を発信する。FMラジオのほか、アプリ「FM++(エフエムプラプラ)」でも聴ける。局名は上尾市の「あ」、伊奈町の「い」と「ラジオ」を組み合わせたもの。

 立ち上げのきっかけは2019年の台風19号。上尾市内で浸水被害が出て、防災無線だけでは必要な情報が届きにくいという課題が見えた。翌2020年から地域密着の情報メディアを開設しようと有志が活動を始めた。資金確保やボランティアの募集、他局から譲り受けた機材の活用、放送免許の取得などを経て、2025年8月9日に開局した。

 同局によると、開局当初、パーソナリティーやミキサーなど放送に関わる約50人のボランティアは未経験者も多く、「生放送を担えるのか」という不安の声もあったという。経験者の助言を受けながら実践を重ね、間もなく1年となる現在も全員が活動を続けている。50ある番組枠の多くは、地域情報のリアルタイム発信を重視し、オリジナルの生番組を放送している。夜や週末はお笑いや音楽番組のほか、地域で活動する若者をテーマにした番組も編成。行政から届く防災情報も随時伝えている。

 JR高崎線北上尾駅東口から徒歩3分の商業施設「P・A・P・A上尾ショッピングアヴェニュー」プリンス棟内のスタジオは、通勤・通学や買い物で人が行き交う通りに面する。見学に訪れるリスナーも増えてきたという。番組で紹介した地域の飲食店などの情報をXでも発信。リスナーが実際に店を訪れ、Xに投稿した感想を番組で紹介する循環も生まれている。

 沼田裕進局長は「ラジオは古いメディアと思われがちだが、実は今の暮らしに合っている。スマートフォンとイヤホンで耳から情報を得る環境が広がる中、音声は行動を止めずに受け取れる」と話し、「災害時に情報を届けるには、普段から聴いてもらえる存在でなければならない。日常の楽しい情報を届け、生活の中にあるラジオにしていきたい」と力を込める。

 朝の情報番組のパーソナリティーも務める代表の森麻衣さんは「番組を通して知らなかった行事や店、人に触れ、この地域にはすてきなことがたくさんあると感じている」と振り返る。「紹介した飲食店やイベントにリスナーが足を運び、Xやお便りで感想を寄せてくれると、伝えて良かったと思う。一人一人に届く放送を続けていきたい」と話す。

 公開生放送「あいラジフェス(仮称)」の会場は同施設プリンス棟別区画。当日は、各番組の出演者が登場し、放送の様子を間近に見ることができるようにする。観覧無料。

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