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さいたま市産「モリンガ」の煎餅発売 モリンガと見沼たんぼの魅力を発信

「彩の国ブランドフォーラム」の菩提寺由美子社長

「彩の国ブランドフォーラム」の菩提寺由美子社長

 「さいたま見沼モリンガ煎餅・モリンガあられ」が「世界環境デー」の6月5日に発売された。企画・販売は「彩の国ブランドフォーラム」(さいたま市見沼区御蔵)。

芽が出て1週間程度の「モリンガ」 。最大4メートルに育つという

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 モリンガは、ビタミンやミネラルなど約90種類の豊富な栄養素を含み、二酸化炭素吸収力の高さが特徴だという北インド原産マメ科植物。「奇跡の木」とも呼ばれ、2009(平成21)年には国連が栄養失調対策、地球温暖化対策としてモリンガの栽培を推奨する声明を出し、日本でも各地で栽培が始まった。和名を「ワサビノキ」といい、苦みや辛さが強く収穫後は傷みやすいため、粉やチップに加工されて流通している。

 社長の菩提寺(ぼだいじ)由美子さんは「健康オタクなので、モリンガのお茶やチップなどを試したことはあったが、おいしいと思える商品がなかった」と話す。菩提寺さんは2010(平成22)年に同社を立ち上げ、「浦和のうなぎ煎餅」「大宮ナポリタン煎餅」をプロデュースするなどして埼玉県の魅力を発信している。「見沼区の土産品を作りたいと考えていた矢先、たまたま『見沼区でモリンガを栽培している』と聞いて、ピンときた」と話す。

 見沼たんぼで埼玉大学と共同でモリンガのCO2吸収量の研究に取り組む「ジーピック」(南区)が栽培するモリンガを使用。「七越製菓」(中央区)が煎餅、「河野製菓」(浦和区)があられを製造し、ラベル貼りなどの梱包(こんぽう)作業は市内の障害者福祉施設が担当する「さいたま市生まれの土産品」となっている。味はモリンガの青味(あおみ)もほのかに残したしょうゆ味。モリンガを使った煎餅は日本初だという。

 発売初日には、大宮駅東口前の「まるまるひがしにほん 東日本連携センター」(大宮区)で試食会を開催。菩提寺さんが試食客にモリンガを知っているかと聞くと、多くの人が「知らない」と答えた。菩提寺さんの熱心な解説を聞いた70代女性は「見沼には歩きに出かけたり、絵を描きに行ったりするが、モリンガという植物は全く知らなかった。友人にも宣伝しようと思う」と話し、商品を購入。

 菩提寺さんは「環境に優しく栄養満点なモリンガだが、知らない人がほとんど。煎餅やあられを通じてモリンガのことを知ってもらい、見沼区の魅力にも気づいてもらえたら」と呼びかける。

 価格は、「モリンガ煎餅(5枚入り)」=810円、「モリンガあられ」=480円。現在、「まるまるひがしにほん」「さいたま市桜環境センター売店」のほか、市内各区役所などで扱っている。

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