民間の公園墓地「青葉園」(さいたま市西区三橋5)が現在、透明な丸いボールの中にヒマワリなど夏の花を入れたクリアボールで装飾している。
同園西側にある三重塔前の広場に設置した木枠回廊ではクリアボールのほか、折り鶴、ランタン、扇など季節に合ったさまざまな装飾を、年間を通して実施しており、市民の散策・観光コースになっている。
同園は8月中旬までの予定で、透明なプラスチックのボールにアジサイ、ダリア、ハイビスカス、ヒマワリなどの夏の花(造花)を入れ、木枠からつり下げる形で装飾。昨年に続き2回目の装飾になるが、昨年の約700個から今年は1000個以上に増やした。木枠回廊では、ボールの中にある色とりどりの造花を間近で見ることができる。
一定間隔で風鈴が組み込まれたボールもあり、涼しげな音色を聞くことができる。足元には透明な水鉢を置き、回廊に沿ってヒマワリも植えている。同園広報担当の三上知子さんは「日本の夏を感じてもらおうと、清涼感、透明感にこだわった飾り付けを石材、植木チームのスタッフを中心に時間をかけて考えた」と話す。
約15万平方メートルの広大な敷地に2万3000区画がある同園には、年間を通して墓参りに訪れる人は多い。一方で核家族化が進み、家族で墓参りに来るケースが減っているという。「園内を散策しながら家族で墓参りを」という思いで、3年前から三重塔前広場で装飾の取り組みを始めた。6種類の装飾品(絵馬、風車、ランタン、クリアボール、折り鶴、扇)を使い、2カ月ごとに飾り付けを変えている。
「女子高生のグループや浴衣姿で写真撮影楽しむ人など、『映え』スポットとしての問い合わせも増えている」と三上さんは手応えを話す。園内でクリアボールの装飾を動画撮影していた区内在住の男性は「昨年も撮影したが、ここのクリアボールは見事な出来栄え。11月~12月の扇も素晴らしい」と話していた。
三重塔前広場の装飾は9時~16時。見学無料。