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「岩槻まちゼミ」参加者600人規模に 店主らが専門知識伝える43講座

岩槻まちゼミのチラシを手にする実行委員長・田中隆介さん

岩槻まちゼミのチラシを手にする実行委員長・田中隆介さん

 岩槻区内の店主や事業者が講師を務める「第9回岩槻まちゼミ」が現在、区内各所で開かれている。参加者は初回の約300人から約600人規模に増え、今回は43講座を用意する。

練り切りの作り方を実演する「藤宮製菓本町店」佐藤高広さん

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 「まちゼミ」は、店主らが専門知識や技術、商品の使い方などを少人数制で伝える取り組み。受講は原則無料で、講座によって材料費がかかる。商品の販売や勧誘は行わず、店や店主を知ってもらい、参加者との交流や信頼関係を築くことを目的としている。8月1日には、1955(昭和30)年創業の和菓子店「藤宮製菓 本町店」(さいたま市岩槻区)で、親子向け講座「親子で和菓子を作ろう」が開かれた。同講座は全日程が満席となっている。

 講師を務めた同店代表の佐藤高広さんが、練り切りの扱い方や形の整え方を実演。参加した親子は、夏を題材にした「ヒマワリ」と「朝顔」の練り切りを作った。佐藤さんは作り方を伝えるほか、会場となった店舗2階の建物についても紹介。「和菓子職人は一日に何個くらい作るのか」などの質問にも答えた。佐藤さんは「子どもたちが毎回楽しそうに参加してくれるのがうれしい」と話す。

 岩槻まちゼミは、さいたま市の後押しを受け、国の助成を活用して始まった。現在も市と協力して開催を続けている。老舗店だけでなく、近年岩槻で事業を始めた人も参加し、事業者同士の交流にもつながっている。実行委員長で化粧品専門店「ギンザビビ岩槻店」の田中隆介さんによると、リピーターが増え、1回の開催期間中に6講座以上を受講する人もいるという。今回は、ほかの店や講座にも足を運んでもらおうと、3講座を体験するとプレゼントを進呈するスタンプラリーも行っている。田中さんは「店や事業を知ってもらい、まちゼミが終わった後に店を訪れてくれる人がいることが、続けるモチベーションになっている」と話す。

 見沼区や緑区など、岩槻区外からの参加者も増えている。まちゼミの開催に興味がある事業者が相談できる講座も設けた。田中さんは「今後は、人形をはじめとする伝統工芸やウナギなど、岩槻らしい講座を増やしていきたい。どの区からも参加してもらいたいが、それぞれの街にまちゼミが増えたらもっといい。さいたま市内で開催したい人がいれば、力になりたい」と話す。

 9月6日まで。次回は2027年2月ごろを予定する。

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