工場見学イベント「彩の国オープンファクトリー2026 in 岩槻」が11月13日、さいたま市岩槻工業団地(さいたま市岩槻区上野6)で行われる。主催は岩槻工業団地事業協同組合。
工業団地内の工場を一般に公開する同イベントは、製造過程やサービスを紹介し、「モノづくりの素晴らしさ」を「見て・触れて・感じて」もらおうと企画したもので、今回が8回目。当日は9社が現場の見学を受け入れ、花王グループの物流会社「花王ロジスティクス」では、現場を案内しながら製品が消費者に届くまでの流れを紹介する。精密切削加工メーカー「金子製作所」や板金加工品を製造・販売する「北伸」、チタン製品の設計開発・製造加工を行う「東京チタニウム」などでは、工場見学に加えてクラフト製作を体験できる。
イベント当日に合わせて、「リモート工場見学」と題した地元中学生による工場リポート動画を特設サイトやユーチューブで公開する。コロナ禍に実行委員が始めた同配信のリポーター役として地元中学生から参加を募った企画で、今回は慈恩寺中学校の生徒7人がリポートを担当した。動画はイベント終了後も1年間配信する。
「プラナエンジニアリング」社長で実行委員長の田中智史さんは「現場の社員が自社の製品や取り組みを一般の方に説明することで、自分の携わっている仕事が外でどのように活用されているか改めて理解を深める機会にもなる。案内を担当することに消極的だった社員が、子どもたちの反応を受けて生き生きしてくる様子も見えた。担当業務へのモチベーションアップにもつながっている」と説明する。
田中さんは「今年初めて『春まつり』を開催したことで近隣の学校から見学などの問い合わせが増え、当日は慈恩寺中学校2年生が見学することになった。当工業団地は県内最大級、全国でもトップクラスの規模だが、『近隣に住んでいるが存在を知らなかった』という声も聞く。生活に身近な機械や、世界中で使われる製品に欠かせない部品を作っている会社が地元にあることを知って、地域の人や子どもたちにより関心をもってもらえたら」と期待を込める。
工場見学は事前予約制。各工場の見学時間や予約方法などは特設サイトで確認できる。