弁当レストラン「MAdoBE(窓辺)」がシェアキッチン「TOROto(トロト)」(さいたま市北区土呂町2)で営業を始めて、10月21日で半年がたった。
「特別過ぎない、でもちょっといいゴハンを。」をコンセプトに、旬の食材や野菜を取り入れたメニューを週替わりで提供する同店。厨房に立つ石橋俊郎さんと鶴田裕紀子さんは調理師学校の同級生。「仕事帰りに立ち寄って、お酒も楽しんでもらえたら」と、ワインソムリエの資格も持つ鶴田さんお薦めのワインやつまみも用意する。
石橋さんは元さいたま市職員。「料理教室を開きたい」と一昨年早期退職して同校に入学し、今年4月からグラタンやビリヤニ、ローストポークなど洋食を中心とした「料理教室みかん組」を自宅で開講している。一方で「店も開いてみたかった」と話し、「鶴田さんが『いつか自分の店を持ちたい』と話していたことを思い出し、声をかけた。この辺りでソムリエがいる店は珍しく、鶴田さんの特技も生かせると考えた」と説明する。
看板メニューは、2段重ねの「今日のお弁当」(1,300円)。下段には炊き込みご飯とおかず、上段にサラダや総菜など4種類ほどを詰め、スープが付く。テイクアウト(900円)も可能で、「仕事帰りの母親世代が寄ることも多い」と話す。ワイン(グラス=500円、ボトル=2,900円)やビール(500円)のほか、「豚スペアリブの煮込み」「モツとライムのカルパッチョ」など週替わりのワンコインおつまみも用意する。
鶴田さんは「客室乗務員として勤めていた頃からワインに関心があり、飲食店に勤務したり、資格を取ったりした。意欲はあったが具体的に店を開く計画を思い描くには至っておらず、石橋さんがいたから店に挑戦できた」と打ち明ける。
石橋さんは「岩槻区のまちづくり事業担当時に関わった地域プレーヤーたちの取り組みに刺激を受けたこともきっかけの一つ」と振り返る。「オープンして半年たち、なじみのお客さまも増えてきた。仕事帰りに一人で立ち寄るお客さま同士、顔見知りになって会話が生まれる様子があってうれしい。これからもゆっくり過ごせる居場所として『特別過ぎない、少しだけ気分が整う夜』を届けていきたい」と意気込む。
営業は火曜・水曜の17時30分~22時。