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老齢化が進む桜を守れ-名所「大宮公園」が桜守ボランティア募集

県内随一の桜の名所、大宮公園

県内随一の桜の名所、大宮公園

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 埼玉県内随一の桜の名所である県立大宮公園の公園事務所(さいたま市大宮区高鼻町)が現在、老齢化が進むサクラを守り育てる「桜守ボランティア」を募集している。

桜守ボランティア作業の様子(関連画像)

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1885(明治18)年にオープンした県内初の県営公園として知られている同園。桜の名所としても県内外に広く知られ、春には多くの花見客でにぎわう。古くから多くの文人にも愛され、太宰治、正岡子規、永井荷風、寺田寅彦、樋口一葉、森鴎外、田山花袋などが訪れていた。

同園の桜の木の花付きが近年、悪くなっている。桜の木の過密化と老齢化が原因といわれ、このままでは同園のシンボルである桜が姿を消してしまう可能性もある。

このため、同事務所では公園のシンボルである「桜と赤松と水辺の風景」を次世代に継承するためと、過密で老齢化の進む桜が健全に育成する環境を整えるため、それらの作業を行う「桜守ボランティア」を募集している。

桜守ボランティアの活動では、桜を中心に赤松やほかの樹木の維持管理や活性化対策作業などを行っており、2012年12月現在、207人が登録している。

ボランティア作業は毎月1回程度で、次回は1月27日、竹炭を用いた土壌改良作業を予定する。詳しくはホームページで確認できる。

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