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エキュート大宮に限定「十二ケ月の和菓子店」-老舗とOLがコラボ

「十二ケ月の和菓子店」で販売する新しいスタイルの和菓子

「十二ケ月の和菓子店」で販売する新しいスタイルの和菓子

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 JR大宮駅構内のエキュート大宮に現在、さいたま市岩槻区内の老舗和菓子店「藤宮製菓」と2人のOLが立ち上げた一般社団法人「ていねいな時間」によるコラボ企画「十二ケ月の和菓子店」が出店している。

藤宮製菓の佐藤さん

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 同店では、月ごとの季節を表現した伝統的な12種類の「練り切り」と、両者のコラボレーションにより開発したどら焼き「こよみどら」6種を販売している。

 和菓子を製造する藤宮製菓は創業60年の老舗。社長の佐藤高広さんは「もともと新しい和菓子を作りたいと思っていたが「邪道では?」という思いがよぎり、なかなか実行に踏み出せないでいた。昨年、作り手と使い手をつなぐ活動に取り組んでいる『ていねいな時間』と出会い、新しい商品開発に挑戦することができた」と話す。

 「こよみどら」は埼玉県産の米粉を使用したどら焼き。「ていねいな時間」の呼び掛けで集まったOLら20人と、昨年8月以来ワークショップを重ねて開発した。ワークショップでは、「従来の和菓子では考えられないような新しい発想が次々に出てきた」という。よく使われる抹茶の代わりに紅茶を生地に練り込み、レモン味の餡(あん)を組み合わせて「レモンティー」味のどら焼きが生まれた。さらに、「食べ切りやすい小さいサイズがいい」という提案から、マカロンのような手のひらサイズに変更。このほか、「苺(イチゴ)ミルク」「黒豆きなこ」などの新しい和菓子が次々に誕生した。

 今回の出店では、十勝産の小豆を使って月替わりで5種類ずつ作っている伝統的な「練り切り」から、12カ月を表現するのにちょうどいい12種を選び、一年の季節の変化を感じる事ができる和菓子を用意した。

 パッケージや店舗デザインは「ていねいな時間」が担当。「従来の和菓子店にはない、おしゃれで新しい和菓子で季節を楽しんでほしい」と佐藤さん。

 場所はイベントスペース「ツツウラウラ」。営業時間は8時~22時(日曜は20時30分まで)。6月30日まで。

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