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大宮で「マッピングパーティー」-地域を歩いて地図作り

3月に行われたマッピングパーティーの様子

3月に行われたマッピングパーティーの様子

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 誰もが自由に使える地図「オープンストリートマップ」の情報充実を目的とした「マッピングパーティー」が5月31日、大宮駅やさいたま新都心駅周辺で開かれる。

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 「オープンストリートマップ」は、道路地図や公園、店舗や歩道など、誰でも利用できるフリーの地理情報データを作成することを目的とした世界的なプロジェクト。地図づくりはインターネット経由でどこからでも行うことができ、誰でも自由に編集や二次利用が可能なのが特徴。日本でも全国でボランティアによる情報の整備が盛んになっている。

 編集の方法やコツなどを学び、地域を歩いて情報収集と地図編集を行う「マッピングパーティー」。大宮ではCode for SAITAMA準備委員会のメンバーが中心となり、3月29日に第1回を行ったほか、高度な編集を行うことができる専門ソフトの講習会なども開いている。

 マッピングパーティーの魅力について、イベントを企画する古田武士さんは「実際に街を歩き地図を作る作業を通して、いままで見逃していたものについても気付けることが魅力の一つ」と話す。第1回では、大宮公園や氷川参道周辺の現地調査と地図の編集作業を行った結果、「現在の地図はかなり立派になった」とも。

 今後の目標について「周辺では、10月に自転車ロードレース『ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム』、2017年には世界盆栽大会、2020年の東京オリンピックなど海外からの来訪者が今後増えることが予想されている。外国人観光客向けに多言語の観光案内情報の充実を目指したい」と意気込む。

 5月31日のマッピングパーティーでは、基礎講習とまち歩き、地図編集作業を予定している。古田さんは「誰でも自由に参加できるのがオープンストリートマップの魅力。一緒に地図情報の充実を図りたい」と参加を呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時。参加無料。詳細はホームページで確認できる。

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