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大宮初のクラフトビール醸造所を目指す「氷川の杜」、パブが先行オープン

氷川ブリュワリーの菊池俊秀さん(左)

氷川ブリュワリーの菊池俊秀さん(左)

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 大宮で初となるクラフトビール製造を目指す「氷川ブリュワリー」(さいたま市高鼻町1、TEL 048-783-5123)が醸造所に先立ち「ブリューパブ氷川の杜」をオープンして1カ月が経過した。

「パブ氷川の杜」の看板

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 同社を立ち上げたのは菊池俊秀さん。氷川参道のそばで生まれ育った菊池さんは、「かねてから、大宮に地元を代表する名産品がないことを残念に思っていた。どうすれば大宮を誇りに思えるような名産品を生み出せるか、考えた末に行き着いたのが地ビールの醸造だった」と振り返る。

 メーカーの技術者だった菊池さんは、地域活性化を考える仲間との出会いから事業化を決意。事業プランを練り上げ、昨年の「さいたま市ニュービジネス大賞2013」に応募し、見事「コミュニティビジネス賞」を受賞した。

 「単なる地ビールの製造所は自分の目指すところではない。地域を支え、地域に支えられる『地域密着型ビール事業』として展開したい」と菊池さん。会社登記や場所探し、醸造免許の申請など一歩ずつ準備を進め、4月末、醸造所に先立ち「ブリューパブ氷川の杜」を開いた。

 パブは醸造所を併設し、店舗面積は19坪、席数は33席。女性でも入りやすいよう、暗すぎない照明や、エールビールをイメージしたオレンジ色のサインボード、麦わらを固めたボードなど、内装にも工夫を凝らす。「純粋にビールの味を楽しんでほしい」「コミュニティーの場として、居心地の良い空間にしたい」との思いから店内は全面禁煙としている。

 パブ開店からの1カ月について、菊池さんは「フェイスブックや地域活動の仲間、工事中から中をのぞいていた近くに住むご夫婦、ビジネスマンなど、実にさまざまな方に来店していただき、うれしい限り」と話す。醸造免許は今も審査中だが、煮沸釜が搬入されるなど、醸造所の稼働に向けて着実に準備が進んでいる。

 パブではビールに合うメニューを用意。限定の「ブラードヴルストシュケネ(うずまきソーセージ)」(1,280円)や「杜の焼きチーズカレー」(850円)、スタウトを練り込んだ「自家製ドイツパン」(400円)、「インド風ポテトサラダ」(280円)、「自家製大宮オレンジソースのバニラアイス」(350円)など、ボリュームのあるものからヘルシーなものまで、女性にも人気を集めている。醸造が始まるまでの間は、同じ川崎のマイクロブリュワリーの醸造したクラフトビールを提供している。

 「営業時間終了後には毎晩ミーティングを開き、よりよい場づくりを目指している」と菊池さん。「『ここに行けば、いつか誰かがいる』と思われる、地域の人に愛される場を目指したい」と抱負を語る。

 営業時間は18時~22時(6月中旬からは17時30分~23時)。当面は不定休。

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