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「さいたま刀剣市」開催へ 特別展示に美濃・関の名刀も

前回の刀剣市の様子

前回の刀剣市の様子

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 刀剣販売を手掛ける「あさひ刀剣」が5月14~16日、「さいたま刀剣市」を「貸会議室6F」(さいたま市大宮区宮町1)で開催する。

特別展示も行う

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 2017(平成29)年2月にオープンした同店(さいたま市大宮区宮町2)。ネット販売が中心だったが、「実際に手で触れて日本刀の感触や輝きを楽しんでほしい」と先代店主が、来店を見込めるターミナル駅の大宮駅近くに店舗を構えた。現店主は、久津間俊平さん。父親になる先代から引き継いで経営している。店は、大宮駅東口から徒歩約5分。アートギャラリーを思わせる店構えで、「始めてでも入りやすいよう、明るい雰囲気にしている」(久津間さん)という。

 同刀剣市は、2019年11月と2020年11月に続く3回目。美術刀剣松本(千葉県)と共同で開く。古刀から新刀、新々刀、現代刀まで100振以上の日本刀をはじめ、室町時代から江戸時代の鐔(つば)や小柄(こづか)、笄(こうがい)、目貫(めぬき)などの刀装具も展示する。久津間さんは「古刀から現代刀まで幅広く展示する。お気に入りの一振が見つかるはず」と自信をのぞかせる。

 特別展示では、長舩祐定と並ぶ戦国時代を代表する刀工とされる『和泉守兼定(之定)』の作と伝わる「刀 (菊紋) 和泉守藤原兼定 伊勢於山田是作」を披露。美濃・関の刀工だった之定の伊勢・山田での作とされ、「日本刀工辞典」などの書籍でも紹介されている一振という。

 今回は、新たな試みとして初心者向け講座「日本刀を楽しむ会」を同会場で行う。講座では、刀の基本的な取り扱い方法と鑑賞のコツ、手入れ方法を学んでもらう。久津間さんは「本物の日本刀を間近に見ることができる貴重な機会。日本刀に興味があるが、手にしたことがない人などに参加してもらえたら」と呼び掛ける。

 開催時間は10時~17時。入場無料。「日本刀を楽しむ会」の参加費=1,000円。同講座は要予約で、高校生以下は保護者の同伴が必要。

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