急須コーヒーを提供するカフェ「FUKUROKUEN(フクロクエン)」(さいたま市大宮区土手町1)が7月22日で1周年を迎えた。
大通り沿いのオフィス街に位置し、モーニングからバーまで幅広く営業する同店。トーストとドリンクのモーニングセット(770円)をはじめ、「麻婆(マーボー)茄子(なす)」「味噌(みそ)カツ」など週替わりの定食(1,100円~)、「3日間仕込み、2日間煮込む」という特製ビーフシチュー(1,760円)、テイクアウト可能なケーキ(550円~)など幅広いメニューをそろえる。料理や製菓を専門に学んだスタッフの強みを生かし、ドレッシングやマヨネーズも自家製にこだわる。
店主の野島さんは30年以上、建設関連の仕事に携わってきたが、「自分が提供するものでお客さまを喜ばせる仕事をしたい」とカフェ開業を決意。「やるからにはお客さまに喜んでもらえる店にしよう」と、近隣の飲食店の傾向を分析したり、気になる店を訪ねたり、コーヒーの勉強をしたりしてイメージを固めた。同テナントでコーヒー店を営んでいた前オーナーの「じょんれもん」さんからも助言を受けたという。
野島さんが手がける看板メニュー「急須コーヒー」は、ペーパーフィルターなどを使わず、急須で抽出するのが特徴。エチオピア、ウガンダ、インドネシア、ブレンドの4種類の豆を自家焙煎(ばいせん)し、「お茶のように」急須で提供する(急須提供=770円、カップ提供=550円)。野島さんは「たまたま見かけた抽出法で、他に見ない目を引くいれ方だと思った。スモーキーなコクと香りが際立ち、コーヒーの味にこだわりのなかった自分でも違いが分かった。『店で出すコーヒーはこれにしよう』と決め、試作を重ねた」と振り返る。
店名は七福神の「福禄寿」にちなみ、「長く続く店にしたい」との思いを込めた。野島さんは「正直な感想をくれる友人やスタッフに助けられ、徐々に常連客も増えてきた。店の入り口が分かりづらく、『入っていいのか迷った』と言われることもまだ多いため、地域の人に店をもっと知ってもらえるよう頑張っていきたい」と意気込む。
営業時間は7時~19時(金曜・土曜は22時まで)。月曜定休。