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大宮駅東口のバー「グラス」が10周年

BAR Glace店主の冨澤康隆さん

BAR Glace店主の冨澤康隆さん

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 大宮駅東口近くの「BAR Glace(バーグラス)」(さいたま市大宮区宮町1)が10月16日で10周年を迎える。

BAR Glaceの内観

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 店主の冨澤康隆さんは、さいたま市に隣接する蓮田市の出身。音楽の専門学校を卒業後、レコーディングスタジオで約2年働き退職。その後、大宮南銀座通りにあったダイニングバーでアルバイトとして働き始めて20代後半には店長となるが、縁あって千葉県船橋市のバーに転職して店長を約5年間経験する。

 「船橋のバーで働いていた時、店長を続けるよりも、いつかは自分の店を持ちたいと思った」という。せっかく開業するなら実家も近い大宮と考え、5年ぶりに大宮に戻ってきたところ、たまたま雰囲気の良いバーに入り、その店の店長が近く辞めることを知り、自分が店長になって2年半を過ごす。

 36歳で同店を開業。「大宮に戻ってきて2年半働いて、バーのなじみの客とのつながりなどもあり、今の物件で自分の店を持つことができた」と振り返る。

 冨澤さんは「自分のバーを10年営業していると、『人が通り過ぎていく』のを感じる。よく来てくれていた客が転勤や結婚・出産を機に来店頻度が減ったりするが、同時に新しい客が来てくれる。常連はもちろん、またフラッと立ち寄ってくれるのがうれしい」と話す。

 「開業した10年前は大宮にはまだ少なかったバーも今では随分増えた。それぞれのバーに特徴がある中で、バーに通い慣れている人はもちろん、バーに行ったことがない人にも来てもらいやすい店だと思う。メニューは用意しているが、こういうお酒が飲みたいと言ってもらえればそれに合わせてお薦めを提供している。ぜひ気軽に立ち寄ってほしい」と来店を呼びかける。

 「飲食業を仕事にし始めて20年以上がたって、『いらっしゃいませ』で始まり『ありがとうございました』と客と会話のできる飲食業界を仕事に選んで本当に良かった。将来、まだ小さい自分の息子がバーに立ってくれたらうれしいし、妻や子どもと別業態の飲食店を一緒にやるのも楽しいかも」と話す。

 営業時間は17時~翌3時。

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