体験型ショールーミング店舗「&found（アンドファウンド）」が3月1日から、JR大宮駅改札内のエキュートに限定オープンする。

「半歩先の日常」として試食などが体験可能な大宮駅駅ナカの&found

　JR東日本クロスステーションデベロップメントカンパニーと大日本印刷が協業し立ち上げた新ブランド。「半歩先の日常を体験できる」という店舗で、商品の試食や体験を通じてブランドへの理解を促す。

　過去に上野駅、東京駅にも出店。第3弾となる大宮での出店では「アバター接客」「デジタルスタンプラリー」など、新たな取り組みを行う。「デジタル技術を駆使し、利用客との新しい価値を生み出す場所を目指す」という。

　JR東日本クロスステーションデベロップメントカンパニー新事業戦略部長の播田行博さんは「お客さまに駅ナカをより楽しんでもらうための取り組み。駅ナカで商品の購入や飲食をするだけではなく、楽しい体験をしてほしい」と話す。「AIなどのデジタル技術を駆使した取り組みで、お客さまに新しい提案ができるようになる。企業が新しいプロモーションを試す場所になってほしい」とも。

　出店しているカゴメは、手のひらを機械にのせるだけで野菜不足を確認できる「ベジチェック」を提供。野菜の食べた量だけではなく、ストレスや喫煙などの観点も含めて測定できる。

　栄屋製パンのブランド「Better life with up cycle（ベター・ライフ・ウィズ・アップサイクル）」は、廃棄されるパンの耳から造られたビールを提供。試飲とともに専用モニターで概要を把握できるようにもした。

　担当の播田さんは「お客さまには商品を見て購入するだけではなく、知識を深めて、企業について、より多く知ってほしい」と話す。「デジタルスタンプラリーなどもあるので、ぜひ楽しんでもらえれば」とも。

営業時間は9時30分～22時（日曜・祝日は20時30分まで）。体験できる内容は日時により異なる。今月24日まで。