大宮すずらん通りに、7月21日、築地銀だこハイボール酒場（大宮区大門町1）がオープンした。運営は「ホットランド」（東京都中央区）。

築地銀だこハイボール酒場大宮すずらん通り店の店舗内観

　2009年、東京・新宿に1号店出店以来、東京都内を中心に28店舗を展開している「築地銀だこ」。埼玉県への出店は今回が初めて。

　同社広報室の丸山美嘉さんは「『ちょい飲み』『立ち飲み』という文化が浸透してきて東京以外での出店もできるようになってきた。立ち飲みの良い所は、コミュニケーションが取りやすく人数が多少増えても大丈夫な場所。『築地銀だこ』はショッピングモール内が多いが、立ち飲みについては立地が大切。その点、大宮駅東口すぐの路面店という良い立地が見つかり出店に至った」と出店の経緯を話す。

　「食を通じて安らぎと笑顔の団欒（だんらん）を提供していくことが会社の理念。社長の佐瀬守男の実家が群馬県桐生市で鉄工所をしており15時のおやつが焼きそばだった。団らんでおいしい物を食べるのが原点。『築地銀だこ』は主婦と子どもがターゲット層であったが、『築地銀だこハイボール酒場』は社会人向け。女性向けのメニューも増えてきていて、会社帰りのサラリーマンやOLの人に来てほしい」とも。

　同店の展開によって、たこ焼では使わないタコの部位も料理に使えるほか、ハイボールがあることで暑い日は来店客が多いという。

　店長の韮塚脩さんは「おいしいたこ焼とお酒を取りそろえているので、仕事帰りやフランクな飲みの際などに立ち寄ってほしい。開店して2週間がたち、女性グループでの来店が多く、来店者の6割が女性であることが意外だった。これからも地域に必要とされる、居心地のよい店作りを目指していきたい」と話す。

　営業時間は11時～23時。