埼玉県内の市町村の課題解決を目指すイベント「渋沢MIX自治体リバースピッチ~草加市編~『空き家問題』」が7月8日、埼玉県のイノベーション創出拠点「渋沢MIX」(さいたま市大宮区吉敷町4)で開催される。
同イベントは、自治体が抱える課題を提示し、企業の事業活動を通じて解決を目指すシリーズ企画。今回は「草加市の空き家問題」に焦点を当て、行政と企業の距離を縮め、社会課題の解決へつなげるための出会いと交流の場を設ける。
当日は、行政職員、空き家オーナー、空き家活用事業者の3者の視点から話を聞く。プログラムは、草加市の特徴や空き家問題解決のための「わがままハウスプロジェクト」などの課題を共有するリバースピッチ、事業者によるピッチ、パネルディスカッションの3部で構成。パネルディスカッションでは「行政と民間が組むことで見えた、お互いのギャップと突破口」「草加ならではの価値創造」をテーマに、渋沢MIXコミュニティーマネジャーの高橋穂菜美さんがファシリテーターを務め、討論を深める。
登壇者の一人、草加市住宅政策課主査の安高昌輝さんは2024年、「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード」を受賞した。現在は、空き家所有者と挑戦したい事業者をつなぐ「わがままハウスプロジェクト」を推進しており、「民間事業者や地域プレーヤーとの共創による新たな価値創出に取り組みたい」と意欲を見せる。
同市内の草加せんべい店「まるそう一福」の3代目で、敷地内の建物を空き家として登録している高橋元一社長は「地域の伝統産業である草加せんべいの文化や魅力を次世代へ伝える取り組みにも積極的に関わり、プロジェクトを通じて新たな活用を目指したい」と話す。物件利用希望者として登録している小林好輔さんは、一級建築士事務所「スタジオスクリュー」代表と家業の町工場「小林鋲螺」3代目2つの顔を持つ。2025年春にはギフトショーLIFE×DESIGNアワードで「ベスト工場賞」を受賞し、プロダクト開発に注力している。「まちや暮らしにつながる設計と製作に取り組みたい」と期待を寄せる。
開催時間は、18時30分~20時30分(18時受付開始)。参加無料。対象は埼玉県内の自治体職員、自社の強みを生かして埼玉県内の自治体が抱える課題を解決したい事業者など。定員は30人(当日参加可の場合あり)。申し込みは専用フォームで受け付ける。交流参加者は名刺持参。