「ツリークライミング教室」をはじめとしたスポーツイベントが10月23日、大宮第二公園（さいたま市大宮区寿能町2）で開催された。

教室終了時には証明書が授与される

　大宮アルディージャなどが参画する、大宮第二公園、第三公園の指定管理者「大宮第二公園及び第三公園マネジメントネットワーク」が企画した。同クラブの小沼航士さんは「引き続きのコロナ禍とはいえ、情勢が少し落ち着いた今、定期的な開催への一歩を踏み出した」と説明する。

　これまで、第二公園内で「森林ヨガ」「スラックライン」などを行っていたが、この日9時から行った「ツリークライミング教室」は初開催。地元の親子など5人が参加した。インストラクターの指導の下、同公園の梅林内に植わるプラタナスの木からつられたロープに設置された命綱や足場となるロープを操りながら、最高およそ地上7メートルのツリークライミングを体験した。参加した大宮区在住の小学生・福澤凪さんは「優しく教えてもらえてすぐにこつがつかめた。木登りというより空中散歩のような感覚。疲れたらロープにつられたまま空中で一休みできるのも、クライミングならでは。1時間があっという間だったので、また登りに来たい」と話す。そのほかトレッキング用ポールを使いながら遊水地を歩く「トレイルウオーキング」も行われた。

　同団体は、今後も定期的に、公園を会場に各種スポーツイベントを開催する予定だという。11月3日には、野球・サッカー、スケートボード、ボッチャや体力測定など15種目が体験できる大型イベント「大宮第二公園スポーツ体験会」を開く。開催時間は10時～16時。参加無料（一部種目は要事前予約・有料）。

　小沼さんは「大宮第二公園は、アルディージャのホームスタジアムであるNACK5スタジアム大宮の目と鼻の先でなじみ深い場所。地域の皆さんに一層愛されるチームを目指し、アルディージャの強みを生かしながら、さまざまな企業や団体とも連携したスポーツイベントを提供したい」と意気込む。「ホームゲーム開催日にイベントを実施することも多いので、スポーツイベントで汗を流した後は、すぐそばのスタジアムでサッカー観戦も楽しんでもらえたら」とも。