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和菓子店「かどや」大宮本店が2周年 90年の歴史詰まる味、手作りで提供

店主の関本真也さんとスタッフ

店主の関本真也さんとスタッフ

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 大宮の和菓子店「かどや」(さいたま市大宮区桜木町4)が12月14日、オープン2周年を迎える。

みたらし団子

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 今年創業90周年を迎えたかどや。創業時から運営してきた大宮店に続く2店舗目となる同店を2019年(平成31年)12月にオープンした。

 幼い頃から両親が和菓子店を営む姿を見て育ったという3代目店主の関本さんは、関本さんの父が病気で倒れたことをきっかけに仕事を辞め、店に立つことを決意した。関本さんは「店を継ごうとは考えていなかったが、常連客から『店を継がないのか』と問われることも多く、長年愛されてきた店をなくすわけにはいかないと思った」と振り返る。

 関本さんがスタッフと共に一つ一つ手作りしている団子・餅・赤飯・のり巻き・おにぎりなどは添加物を使用していないと胸を張る。あんは豆を煮るところから手作業で作るなど商品の製造には機械を使わないため、形が不ぞろいなところも特徴の一つといい、両店とも昼過ぎには品薄になり、売り切れることも多いという。

 商品の製造は、大宮本店で夜中の2時から始め、大宮店や地域の直売所に運ぶ。関本さんは、「より多くの方に『かどや』を認知して頂けるようにと、主にショッピングモール内の直売所に出店したところ若い人が手に取ってくれる機会が増え、店舗に足を運んでくれる人も増えて嬉しい」とほほ笑む。
「90年の歴史が詰まった味をもっと多くの人に知ってもらいたい。3代目として誇りを持ち、地元の老舗『かどや』を守っていきたい」とも。

 営業時間 10時~18時。日曜定休。

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