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大宮のコワーキングスペース「7F」が3周年 シェアオフィス・貸し会議室を来年増設予定

コワーキングスペース「7F」の営業時の様子

コワーキングスペース「7F」の営業時の様子

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 大宮駅東口すぐにあるコワーキングスペース「7F(ななえふ)」(大宮区宮町1)が、12月1日、オープン3周年を迎えた。

コワーキングスペース「7F」で開催されている地域イベントの様子

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 コワーキングスペースは、事務所スペース、会議室や打ち合わせスペースなどをオープンに共有しながら、それぞれ独立した仕事を行う施設。起業家やフリーランサー、地域活性化に取り組んでいる人など、利用者は自分で事業をしている人が多く、コワーキングスペースは全国に約300カ所ある。「7F」はさいたま市では初のコワーキングスペースで2012年12月1日にオープンした。

 同施設は大宮駅東口から徒歩1分の銀座ビルの7階にあり、広さは215平方メートル。現在の月間延べ利用者数は約2500人、営業時間内自由に利用できる月額会員は100人以上、その日のみ利用する「ドロップイン」コースの利用も1日に40人前後いるという。

 営業開始から丸3年がたち、稼働率が100%近くになったタイミングで、同ビルの6階が空いたことから増床し、来年には450平方メートルの広さになるという。増床スペースはコワーキングスペースではなく、固定席としてのレンタルオフィスと貸し会議室を運営する予定という。

 同スペースを運営する「コミュニティコム」社長の星野邦敏さんは「東京でIT事業を経営していたが、生まれ育った地元のさいたま市に戻ってこようと思い、新事業としてコワーキングスペースを始めた。運営当初は『コワーキングスペース』というキーワードの認知度が低かったことから人は来るのかと思ったが、オープン当初から運営は順調で、まさか増床することになるとは思わなかった」と話す。

 「『7F』は全てフリーアドレスのオープン席。『7F』を利用して事業が上手くいった人の次のステージとして固定席の必要性は感じていた。増床の6階はシェアオフィス、大宮地域の打ち合わせ需要の増加を感じて貸し会議室を行う予定。コワーキングスペースというソフト面が重視される空間を3年間運営してきた強みを活かしてシェアオフィスと貸し会議室も運営していきたい。今は設計図面を検討している所だが、着工は来年1月、遅くとも2月には増床部分もオープンできれば。これからも創業支援や地域活性化の場所になれば運営者としてはうれしい」とも。

 営業時間は7時~23時。無休。利用料は2時間=500円、1日=1,000円。月額会員は9200円プランから用意する。

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