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さいたま北でブラインドサッカー国際親善試合-白熱した試合に歓声

激しく体がぶつかり合う、迫力のブラインドサッカー

激しく体がぶつかり合う、迫力のブラインドサッカー

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 フットメッセ大宮(さいたま市北区櫛引町2)で3月21日、ブラインドサッカー国際親善試合「さいたま市ノーマライゼーションカップ2014」日本代表対ドイツ代表が開催され、約850人が観戦した。主催は、さいたま市と日本ブラインドサッカー協会。

「さいたま市ノーマライゼーションカップ」ブラインドサッカー日本代表対ドイツ代表の様子

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 イオン大宮店の屋上にある同コートで開催された大会は今年が2回目の開催。対戦相手のドイツ代表は、昨年の欧州選手権4位と近年力を付けている。対する日本代表は、今年11月に日本で初めて開催される世界選手権や、2016年のリオデジャネイロ・パラリンピックの出場権獲得に向けチーム強化を図っている。清水勇人さいたま市長やアウアー・ドイツ公使も訪れた両チームの対戦は13時半にキックオフの笛が鳴った。

 強風が吹き、声が届きにくい悪コンディションの中、日本代表は体格に勝るドイツに対し一歩も引かず、激しいチェックからボールを奪い合う一進一退の白熱した展開に。日本代表は川村怜選手の鮮やかなドリブル突破などで果敢に攻め上がるも得点にはつながらず、逆にPKから1失点して前半を折り返した。

 後半に入っても試合は同様の展開。日本代表はフリーキックで2度のチャンスを得るも、得点に結びつけることができない。守備では4番の田中章仁選手らが体を張ってボールを奪うなど奮闘するも、中央突破からの鮮やかなゴールなどで2失点を喫し、試合は0-3のドイツ代表勝利で終了した。大会MIPには日本代表の川村選手、MVPには鮮やかなゴールを決めたドイツ代表オセイ選手が選ばれた。

 試合後、日本代表の魚住稿監督は「得点差ほど差は感じず、互角以上に戦えたと思う。得点力が課題」と試合を評価した。落合啓士主将はサポーターへのあいさつで、「今日は残念な結果だった。日本代表は、まだまだ弱い。しかし、目標はあくまでも秋に開催される世界選手権。応援を力に頑張りたい」と決意を語った。

 会場には、ブラインドサッカー日本代表を見ようと多くの人が訪れ、特設スタンドは観客で埋め尽くされた。ブラインドサッカーを初めて生観戦したという中里真澄さんは「近所で大会が開かれると聞き、前から興味があったので親子で観戦に来た。激しいボディーコンタクト、正確なパスやシュートに驚いた。また機会があればぜひ観戦したい」と興奮気味に話した。会場で応援団をリードした青柳美希さんは大学3年生。ブラインドサッカーの魅力に取り付かれ、現在は自身も横浜のブラインドサッカー・チームでプレーしている。「もともとはサッカー日本代表を応援していたが、2009年のアジア選手権からブラインドサッカー日本代表も応援している。日本代表は過去、パラリンピックまであと一歩のところで出場を逃している。もっと多くの人にブラインドサッカーを知ってもらい、応援してほしい」と話した。

 会場では、大宮アルディージャサッカー教室やブラインドサッカー体験会、アイメイト(盲導犬)との体験歩行なども行われ、多くの親子連れがボラインドサッカーやノーマライゼーションの理念を体験した。

 ブラインドサッカーは、視覚障がい者と健常者が同じフィールドでプレーする5人制のサッカー。フィールドプレーヤーはアイマスクを着用し、音の鳴るボールを使って、ゴールの位置を知らせるコーラーの声を頼りにゴールを目指す。

 22日・23日には、横浜みなとみらいスポーツパークでブラインドサッカーのクラブ日本一を決める「フィアット カルチョ 2014」が開催される。

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