木育体験ワークショップや県産木製品を展示する「さいたまWooD(ウッド)マッチング2026 埼玉の木にふれ、活樹(かつじゅ)を体験!」が8月15日~23日、武蔵野銀行本店ビル(さいたま市大宮区桜木町1)2階の「M’s SQUARE(エムズスクエア) 」で開催された。主催は埼玉県。
森林が県面積の3分の1を占める同県。昨年5月に行った「第75回全国植樹祭」では、全国に向けて「活樹」を発信した。活樹とは、森林資源の活用や木材の利用拡大を図る理念のこと。同イベントは「地域の方に、木に触れて楽しみながら森林の働きや木材の活用に関心を持ってもらおう」と、武蔵野銀行の協力を得て企画した。
15日・16日には「埼玉木育フォーラム」のメンバーを講師に、「木育体験ワークショップ」を開催。「木のモノづくりワークショップ」では、カンナを使った「ヒノキの箸作り」や、削って出た木くずを使った「お花作り」「シール作り」を行った。「木のおもちゃコーナー」は県内メーカーのおもちゃをそろえ、小さな子ども連れでにぎわいを見せた。
貫(ぬき)工法という大工技術を用いた「くむんだー」という木製ジャングルジムの組み立てや解体を体験する「組み立て解体ワークショップ」は各日3回行い、16日午前の回には9人の子どもたちが参加。ヘルメットをかぶり木づちを手に持ち「大工さん」に変身すると、組み立てから解体までを約1時間かけ、協力しながら取り組んだ。5歳の男児の父親は「今朝、会場近くでチラシをもらって知って立ち寄った。ものづくりが好きな子なので夢中になって作業している。普段木に触れる機会はなかなかないので、良い体験になった」と話し、男児は懸命にやり残しを見つけてはトンカチを打ち付けていた。
「さいたま県産木製品展示会」では、木のおもちゃ製品を製造・販売する「こまむぐ」(川口市)や「スキーマ」(横瀬町)、NPO法人「木育・木づかいネット」と共に「林福連携プロジェクト」に取り組む社会福祉法人幸仁会「川本園」(深谷市)などの製品を展示した。21日には会場全体に、県内で木製品を作る25社が展示出店し、情報交換や木製品の導入相談などに対応した。
同県農林部森づくり課木材利用推進・林業支援担当主任は「木材はあっても、活用する先がないのも現状。今後取り組みを継続する中で、事業者内だけでは思いつかない木材の活用方法など、多方面から提案やリクエストをもらえたら」と期待する。