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さいたま新都心でインクルーシブフェスタ 誰もが生き生きと暮らせる地域へ

「インクルーシブフェスタ」主催の「ReMind」代表・河合麻美さん

「インクルーシブフェスタ」主催の「ReMind」代表・河合麻美さん

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 「インクルーシブフェスタ」が9月28日、さいたまスーパーアリーナけやき広場(さいたま市中央区新都心10)で開催される。主催はNPO法人「ReMind(リマインド)」。

「インクルーシブフェスタ」のチラシ

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 インクルーシブとは、「年齢、性別、人種、障害の有無にかかわらず、互いを認め合い、尊重し合って共に生きる社会を目指す」考え方。インクルーシブフェスタは、子ども、高齢者、障害者などへ支援を行う団体が参加し、支援を受けたい人と支援者、または支援者同士をつなぎ、誰もが生き生きと暮らせる地域づくりを目指すイベント。

 ステージパフォーマンスでは、「脳卒中サバイバーとセラピストの最強バンドSTROKERS」「若年性認知症当事者とOT これでいいのだバンド」などが出演し、埼玉県出身のフリーアナウンサー、町亞聖さんが司会を務める。「国際シーティング自立支援協会」は、車いす生活者の適切な姿勢のアドバイスを行う。ほかにもワークショップ、インクルーシブスポーツ体験、飲食店、マルシェなどの多彩なプログラムを用意。認知症・介護の相談窓口も設ける。

 同NPOは、「みんなちがって、みんないい」を合言葉に、医療と地域をつなぐ「まちの保健室」や子育て支援、バリアフリー支援などを行い、誰もが安心して暮らせる社会を目指して、さいたま市を中心に活動している。理学療法士を中心に、言語聴覚士、介護福祉士など、専門家がメンバーとなっている。代表で同イベント発起人でもある河合麻美さんは、団体設立5周年の年に、けやき広場でイベントを行うと決め、勉強会などにも参加。出店者を募り、クラウドファンディングで開催資金を集めたところ、多くの賛同を得られたという。

 河合さんは「これまでの仕事を通じて、支援が必要なときに、どこでどんな助けが得られるかを知らない人が多いと感じてきた。イベントを通して、さまざまな支援やサービスを『見える化』したい。支援を受ける側だけでなく、支援者同士も新しいつながりが生まれることを期待している。ファミリーからシニアまで、どなたでも気軽に足を運んでほしいし、各団体の情報をウェブサイトに残すことで、イベント後も情報を得られるようにしていきたい」と話す。

 開催時間は10時~16時。入場無料。

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