埼玉栄中学・高校マーチングバンド部と漫画家・山田はまちさんのコラボステージ「マンガ×マーチング 8分間の青春の音」が10月4日、「さいたま市プラザノース」(さいたま市北区宮原町1)で行われる。
「日本近代漫画の祖」北沢楽天生誕の地である同市の文化資源の一つとされている「漫画」を通じて、「学生たちの夢」を応援する企画の第1弾。今回取り上げるのは、山田はまちさんの漫画「みかづきマーチ」(双葉社)。コロナ禍、マーチングバンド大会が全て中止となった状況を見て、青春時代をマーチングに捧げた山田さんが「せめて漫画の中で大会を開きたい」と、自身の初連載作品として同作を描いた。
埼玉栄マーチングバンド部はコロナ禍、同作第1巻のプロモーションビデオに出演。映像は、マスクを着用して登校する生徒たち、練習場をアルコール消毒する顧問の須永隆さんの姿で始まる。強豪校として有名な同校だが、コロナ禍で休校中は練習も行えず不安が漂ったという。須永さんは当時を、「全てが止まった。新入生も入部してくれるか分からなかった」と振り返り、「そうした状況下でもマーチングに懸ける情熱を映像作品として残すことができたのはとてもありがたかった」と振り返る。
イベントの第1部では「ホールトークショー+マーチング」として、山田さんと双葉社の担当編集者・三田村優さん、須永さんに加え、映像に参加した卒業生と現役部員が登壇。芸人のさんしろう吹奏楽部さんが司会を担当し、当時の話も交えながら「マンガ」や「マーチング」の魅力などを語り合う。第2部では、同部が施設前市民広場でパフォーマンスを披露する。
同部は現在、12月に名古屋で行われる全国大会に向けた練習の真っ最中。105人の部員が、細かい動きを繰り返し確かめながら取り組んでいる。部訓は「集団美・そして感動!」。「互いのポジションを見て自分の立ち位置を認識する。一人でも欠けたら成立しない美しさと、初めてそれが完成した時の感動。これに代わるものはない」と須永さんは話す。
3年生の榎本志織さんは「自分も仲間もマーチングが大好きで練習が楽しい。イベントでは大会の演目を実演する。場所が違うと見え方も音の響きも変わるので緊張もあるが、地域の人も巻き込んで楽しめるパフォーマンスができるよう頑張りたい」と意気込みを語る。
第1部は1階ホールで13時30分~14時30分(開場13時)、定員400人(無料、事前申し込み制)。第2部は施設前市民広場で14時45分~15時15分。雨天時は施設内アトリウムで行う。11月14日~22日には同施設のギャラリー1で「山田はまち原画展」を開催する。